バイオリンってあまり知られていませんが、こういうような形です。
弦の本数は4本で向かって下の弦から低い音がでますが、
G線(ソの音)、D線(レの音)、A線(ラの音)、E線(ミの音)です。
写真の右側いある、葉っぱのような形をしているのが、顎当てというやつで、いろいろな種類があります。
指板は弦を指で押さえる場所です。黒色をしています。写真で楽器の長さの半分くらいを占めています。
写真の左側に4つの器具がついていますが、それはペグといいます。
ペグは弦の張り具合をクルクルと回して調節します。
写真の真ん中の塔みたいに銀色に立っているものが、アジャスターと呼ばれています。
アジャスターはE線が凄く細いので、微妙な張り具合を調節するのに使います。
魂柱(こんちゅう)は楽器の中にある、木の棒で弦の音エネルギーを裏版に伝えるものです。アンプみたいな存在ですね。ちなみに魂柱という名称は夏目漱石が英語を訳してこのように名称がついたみたいです。
f字孔はfの形をしている穴で、ここから音がでます。
このようにバイオリン1つでもとてもいろいろと名称がついています。
単に木の箱というわけではなく、車のような感じで様々なパーツがあるのですね。
これらの名称はよくでてきますので、ぜひ覚えて下さい
弓の毛にマツヤニをつける
ここでは弓の毛にマツヤニのつけ方をお伝えします。
バイオリンを弾く時に、弓の毛にマツヤニをつけないと、弦をこすっても音はでません。
なぜならマツヤニがついた弓の圧力と弦の摩擦が音を奏でるからです!
マツヤニのつけ方は非常に重要になります。
理由としてはマツヤニのつけ方で、音に違いがでてきます。
ここではさっと覚えるマツヤニのつけ方をお伝えしたいと思います。
マツヤニのつけ方は弓の毛換えをした初回と、それ以降で大きく違います。
【弓の毛換をした初回】
マツヤニをむらがないように万弁につけまくります。
以上!
【2回目以降】
①左手でマツヤニをもちます。
②弓元5cm程度を4~5回程度往復してゴシゴシと弓の毛にこすります。
③弓先5cm程度を4~5回程度往復してゴシゴシと弓の毛にこすります。
④弓元から弓先まですぅーと2~3回程度往復して終了です。
ちょっと物足りない感じもしますが、この程度のマツヤニのつけ方で十分です。
曲の感じや表現の手段によっては、もっとマツヤニをつける場合もあります。
しかし最初はこれを基本にするとよいのではないでしょうか?
マツヤニの種類によっても音がかわってきますが、おだQは
「アルシェ」というマツヤニを使用しています。
バイオリンの片づけ方
ここではバイオリンの片づけ方についてお伝えしたいと思います。
そもそもバイオリンをやっていた方は、このように思ったことはないでしょうか?
✔バイオリンの片づけ方が分からない…
✔バイオリンってそもそも片づけないといけないの?…
✔ギターとかベースってあんまり片づけてなくて、インテリアとして使ってない?…
✔自分の片づけ方があってるのかよくわかってない…
✔人の片づけ方を知らない…
このように思っても大丈夫です。
この悩みは全てここで解消します。
今からバイオリンの片づけ方を説明していきたいと思います。
①弓の張りを納める。
弓が1cm近く張っているため、この張りをゆるめます。
人間でいえば筋肉を張った状態です。緊張したままだと疲れませんか?
ですので、弓も休ませてあげましょう!
②弦、楽器を拭く
駒の近くなどはマツヤニがたくさんおちていると思われます。そこや弦を拭きましょう。
結構バイオリンの裏側もさわっていて、手の脂などがついている場合があります。
楽器についているニスがはがれない程度にふきましょう。
楽器専用の布をふきましょう
③楽器をケースにいれていく(乾燥材は湿度が高いところはあった方がいい)
どんどんケースにいれてください。ですが入れる時、乱暴にではなく、ソフトにお願いします。
これで終了です。
『全体として』
バイオリンは非常に繊細な楽器です。湿度の影響、温度の影響で、木が膨張しその結果音に影響を与えます。
ですので、使い終わったらしっかりと片づけましょう。
片づけないのは、人間でいうと裸のまま外を歩くような感じです。
夏は暑いですし、冬は寒すぎます。体によくないですし、なによりも公然わいせつ罪で訴えられちゃいますね(^-^)
バイオリンも人間も一緒です。
やさしくバイオリンと向き合っていきましょう!
楽譜ってどうやったら読めるの?
そう思ったことはありませんでしょうか?
バイオリンをはじめる前、私は楽譜を読むことができませんでした。
そんな私でも現在は問題なく楽譜を読むことができます。
そもそも楽譜が読めるようになると、どのようないいことがあるのでしょうか?
■初見(はじめて見て演奏する)力が得られる。
■他者の演奏が楽譜で理解できるようになる→自分との演奏の違いが分析できるので、改善策をみつけやすくなる
■オーケストラ譜などのいわゆる全体を把握した、スコアというものが読めるようになるので、全体像をつかむことができる。
■再現性がある(何度演奏してもだいたいにたような同じような演奏ができる)
■初見で他のパートとあわせられる
他にもいろいろいいことがあります。
でも楽譜を読むのは難しい?そう思ったことはないですか?
大丈夫です。1つずつやれば全く問題ありません。
今から楽譜が読めるようなノウハウをお伝えしていきましょう。
この図はコードと呼ばれるものです。
コードというものは、音と音を重ねた規則正しい音の事です。
たとえば「C」であれば「ド・ミ・ソ」の音で構成されます。
上の図で1番下の音が「ド(C)」になります。
2番目の音が「ミ(E)」になります。
3番目の音が「ソ(G)」になります。
もうこれだけわかれば問題ありません。
後は順番に数えるだけです。
何回か見ているとどんどん覚えれていきます。
重要なことは、バイオリンを練習する時に、どの音を自分は弾いているんだろうか?と思いながら弾くと非常に上達します。
また凄く重要なことをお伝えしますが
「度」という言葉です。
たとえば「3度」といったら、「ド」と「ミ」の幅の関係の事です。
「ド」と「ド」だと1度
「ド」と「レ」だと2度
「ド」と「ミ」だと3度
「ド」と「ファ」だと4度
「ド」と「ソ」だと5度
「ド」と「ラ」だと6度
「ド」と「シ」だと7度
「ド」と「ド(1周した最初のドの音)」だと8度
この「ド」という言葉はよく出てきます。
つまり上の図は
「ド」を基準音とすると、3度と5度が「ド」の音についています。
別件ですが、「レ」の音を基準とすると
「レ」と「レ」だと1度
「レ」と「ミ」だと2度
になります。
あくまで「度」とは音と、音の関係になります。
この「度」という言葉を知っているだけでも、「あぁ音楽やってますね」とおもわれますので、ぜひっ覚えて下さい(^-^)
楽譜を読む際に、音名というのが出てきます。
日本語では「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「ド」
というかたちですが、海外あるいはオーケストラなどでは、ドイツ語をよく使います。
それをまとめた表がこれになります。
つまり
「ド」というは、ドイツ語だと
「C(チェー)」といいます。
「レ」ならば
「D(デー)」といいます。
それでは
「ファ」のシャープは?
「Fis(フィス)」といいます。
基本的にシャープがつくと「is(イス)」をつけます。
例えば
「ソ」のシャープは
「Gis(ギス)」といいます。
一方フラットはどうでしょうか?
例えば「ソ」のフラットは
「Ges(ゲス)」といいます。基本的には「es」をつけます。
しかし注意点があります。
「シ」の音は「H(ハー)」といい、「シ」のフラットは「B(ベー)」といいます。
英語表記だと
「B」というのは「シ」の事になりますが、ドイツ語だと「シ」のフラットになりますのでご注意を!
オーケストラをやる時は、ドイツ語表記で音名をいうことが多いので、ぜひこの機会に覚えてしまいましょう!